防風通聖散(ボウフウツウショウサン)とは

漢方の古典書にも古くから記載されている「漢方薬」「医薬品」で、18種類の生薬が代謝を促進して余分な水分を排出し、おなかの脂肪を落とす漢方です。

特に肥満症で便秘がちな人によく用いられ、"代謝・利尿・便通などの作用"により腹部の皮下脂肪を減らし、肥満症、便秘、肩こり、むくみなどに効果を表します。皮下脂肪だけでなく内臓脂肪を燃焼させ、肥満を改善しやすい体質を作るのにも有効なお薬です。

こんな方に

  • ・お腹まわりの脂肪が多い(肥満症)
  • ・高血圧や肥満に伴いむくみや肩こりがある
  • ・便秘がちで代謝があまり良くない人
  • ・体力があり、のぼせやすい人

防風通聖散の効果・効能

・お腹の脂肪を分解し、燃焼する

肥満症の改善のために、脂肪を燃焼しやすくしてくれます。

・便通・利尿を促進する

脂肪燃焼に加え、体内の水分循環を良くし、余分な水分や老廃物を便や尿として排出する働きもあります。

配合されている生薬

・18種類の生薬

この18種類の生薬は、おなか周りの脂肪や肥満症に効果がある成分。
代謝を高めることで、体を温め、便秘やむくみを改善する。
そうすることで、身体に溜まった脂肪を落とし、脂肪を分解・燃焼してくれる仕組みです。

防風通聖散の選び方

満量処方

漢方では使用する生薬の配合や量は厳格に決められております。
定められた生薬の量を100%使うのが満量処方といいます。
一方で、生薬の量を半分に減らし、価格を安くした1/2処方、2/3処方などもあります。

防風通聖散シリーズ

・生漢煎「防風通聖散」

「生漢煎 防風通聖散」は有効成分を引き出す時に使用される原料の量である「原生薬」が1日の制限できる最大量である27.1g配合されていて、個包装してあるので、持ち運びに便利です。
飲み忘れていた時や旅行中・外出先等でも場所を選ばずに飲むことが出来ます。

効果・効能

体力に充実して、腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちなものの次の諸症:
高血圧や肥満に伴う動悸・肩こり・のぼせ・むくみ・便秘、蓄膿症(副鼻腔炎)、湿疹・皮膚炎、ふきでもの(にきび)、肥満症

用法・用量

次の量を1日朝昼夕、食前又は食間にそのまま水かお湯にて服用する

年齢 1回量 服用回数
成人(15才以上) 1包 1日3回

15才未満:服用しないこと

成分・分量

1日量6.0g(2.0x3包)中 防風通聖散料エキス4.5gを含有

<用法・用量に関連する注意>

(1) 用法・用量を厳守すること。
(2) 食間とは食事と食事の間を意味し、食後約2〜3時間のことをいいます。

新生防風通聖散 顆粒<満量処方>は排便を促す効果があるお薬のため、人により「下痢」や「腹痛」など効き目を強く感じる場合がございますが、体が慣れてきたり、一時的に減量したりすることで、改善する場合もございます。
お薬を正しく使っていただくためにも、ご購入前に必ず<してはいけないこと>、<相談すること>をよくご確認いただきますようお願い申し上げます。
なお、お薬の特性上効き目が出ている事による返品はお受け出来かねますので予めご了承ください。

使用上の注意

<してはいけないこと>

(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用が起こりやすくなる)
1.本剤を服用している間は、次の医薬品を服用しないこと
他の瀉下薬(下剤)
2.授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳を避けること

<相談すること>

1.次の方はご服用前に医師、薬剤師、または登録販売者にご相談ください。
(1) 医師の治療を受けている人。
(2) 妊婦又は妊娠していると思われる人。
(3) 体の虚弱な人(体力の衰えている人、体の弱い人)。
(4) 胃腸が弱く下痢しやすい人。
(5) 発汗傾向の著しい人。
(6) 高齢者。
(7) 今までに薬などにより発疹・発赤・かゆみなどを起こしたことがある人。
(8) 次の症状がある人。むくみ、排尿困難。
(9) 次の診断を受けた人。
高血圧、心臓病、腎臓病、甲状腺機能障害

2.服用に関しては「用法・用量」を守り、必ず商品記載の説明文書をお読みください

監修:大西 康平(おおにしこうへい)

1952年 奈良県生まれ 日本大学理工学部薬学科卒 薬剤師

製薬メーカーの研究開発部において漢方を中心とした一般用医薬品の開発に携わり、手掛けた上市品目は多数にのぼる。
培った漢方・生薬製剤の知識を基に、現在も新製品上市にむけた開発を指揮しながら第一線で活躍している。